今年の夏は18きっぷで四国に行ってきましたが、色々ありまして5回中3回分も余ってしまったので、夏の内にどこかに行って18きっぷを消費しなければなりません。そのうち1回分は、7月に房総半島に行き消費しましたが、 まだ残り2回も余っているので、去年通って以来気になっていた上越国境の”モグラ駅”へ行ってきました。
2016/08/26(Fri) 06:10 浦和駅
いつもの浦和駅。
この日は上尾から越後湯沢まで一本で行ける、谷川もぐら号が走っていましたが、上尾10時発といかんせん時間が遅すぎるので、始発から鈍行で行くことに。その為まずは高崎線で高崎へと向かいます。
高崎線に1時間半ほど乗って高崎駅に到着。
ここまではよく通るところ。
高崎(8:24)→水上(09:30) 727M 上越線 水上行き
続いて上越線水上行きに乗車。懐かしの湘南電車です。
といっても私が道線に初めて乗った時には、既に211系やE231系ばかりだったので馴染みはないです。

高崎駅の自販機にあった、いろはすサイダーを買ってみました。
あまり好みじゃなかったので無難にお茶か水にしとけば良かったと少し後悔。
高崎を出て新前橋までは3駅の間に3列車もすれ違うという都心なみの高頻度運転でした。
去年の北海道旅行以来の渋川駅。すごく懐かしい。
1時間ほどで水上駅に到着。
ここで隣のホームに止まっている長岡行きに乗り換えます。
水上(09:47)→土合(09:56) 1731M 上越線 長岡行き
長岡行きは”ハムエッグ”こと、新車のE129系でした。
去年この区間は115系での運転だったのですが、1年経ってだいぶ状況が変わったようです。
水上-越後湯沢間は列車が非常に少なく、去年乗った時はとても混雑してましたが、今回は115系からE129系に変わって編成が長くなった&ロングシートがあることから混雑が緩和され、とても快適になっていました。
10分ほど長岡行きに乗り、土合駅で途中下車します。

清水トンネル内にあり、下り線ホームから地上まで10分ほどかかることで有名なこの土合駅。
列車を降りてみると、、すごく涼しい!
暑い夏には非常に助かります。体感的には15℃前後。
早速地上へと向かいます。

“モグラ駅”の名の通り、地上までは長い階段を登らなければなりません。

10分弱階段を上って、ゴール。
ぱっと見そこまで距離があるようには見えませんでしたが、地上まで結構遠かったです。。

湯桧曽川(ゆびそがわ)と国道291号を渡るので、地上に出てからも改札まで200mほどあります。

そして改札まではこの雰囲気のある通路!
個人的には出口までのトンネルよりもこちらの方が印象に残っています。

10分ほどかかってやっとこさ外へ脱出。
涼しいトンネル内とは打って変わって外はかなりの暑さでした。
さて、途中下車したのは良いものの、次の列車まで2時間もあり、特にすることもないので国道を谷川岳方面に向かって歩いてみます。

これが先ほど通った通路。

上越線の上り線、水上方面の線路。
こちらは帰りに通ります。

土合橋からは滝が見えました。
湯吹の滝という名前らしいです。

このまま谷川岳方面に向かっても仕方がないので、土合橋の先に分かれ道で峠の方に進むことに。

峠道の途中、また滝がありました。
滝の奥に怪しい組織のアジトが隠されてそうな雰囲気。
この滝の先まで歩きましたが、暑くてキツイのですぐに引き返しました。
1時間ほど歩いた後、再び土合駅に帰還。

この土合駅、列車の本数は非常に少ないのに駅舎や待合室はやけに立派。
上越新幹線が開通する前はたくさんの列車がこの駅を通っていて、この駅を利用する人もたくさんいたのでしょうか。

通路は昼間でも薄暗くてちょっと怖いです。暗くなってからだとヤバそう。
下り線ホームへ戻るため、再びトンネルを下りますが…、
あれ、こんなに長かったっけ?
登る時はそんなに長く見えなかったのに、下りはとてつもなくトンネルが長いように見えます。おそらく目の錯覚。

下り線ホームに到着。
まだ列車が来るまで40分もあるのでホームには誰もいませんでした。


ホームの端っこから撮った、水上方面の線路。
左側のホームは現在使われていないホームで、入れないようになってます。

暗い写真と明るい写真を合成してHDRにしてみました。

一斉点灯スイッチ
このスイッチを押すと、トンネル内の照明が一斉に点灯します。
押してみたい…。
いろいろと写真を撮っている内にあっという間に時間は過ぎ、次に乗る列車が入ってきました
土合(11:50)→越後湯沢(12:14) 8735M 上越線 長岡行き


写真がやけに暗いのは露出補正をかなり暗めにしてしまったからで、実際はこんなに暗くなかったです。
というわけで土合駅で2時間ほど寄り道し、引き続き上越線で新潟方面へ向かいます。
15分ほど列車に揺られ、越後湯沢駅で下車。
臨時列車の谷川ループ号に乗るため、ここまでやってきました。
列車の時間まで2時間弱あるので、お昼を食べたり、その辺を歩いたりしてしばらく時間を潰します。
歩いていると、突然雨が降り出しびしょ濡れになりましたが、13:30頃谷川ループ号が入線してきました。
越後湯沢(13:53)→上尾(17:12) 9764M 快速谷川ループ 上尾行き

谷川ループ号の車両は485系の改造車、リゾートやまどり。
座席は2+1列の配置で、恐らく元成田エクスプレスのグリーン車の座席が使われているため、とても快適です。
料金は快速列車なのでたったの520円!
ちなみに2号車だけは座席の間隔が異様に広くなっていますが、広すぎて逆に落ち着かないので、今回は2号車以外の席を指定しました。
座席以外も非常にゆったりとしており、デッキにベンチがあったり、一部車両にフリースペースがあったりと定員外のスペースが結構あります。

谷川ループ号のお隣にはなぜか元スーパーひたちの651系が。
後で調べてみると、乗務員訓練で越後湯沢に来ていたようです。

651系は、このおしゃれなドアの窓枠が個人的に好きです。
谷川ループ号は定刻通りに越後湯沢を出発。

この辺りはスキー場が多くあるところ。

そこから少し進んだところに、客車が何両も並んで置いてありました。
スキー場の休憩所でしょうか?
清水トンネルを抜けるとすっかり窓が曇ってしまいました。
清水トンネルは群馬側に抜ける場合下り坂になっていますが、空気抵抗のせいでノッチを入れないと減速してしまうそうです。谷川ループ号は所々車内放送でこういった豆知識を紹介してくれるので面白かったです。

旧湯檜曽駅跡。今はホームが少し残っているだけ。
この辺りから進行方向右側に上越線にある2つのループ線の内、一つが見えるそうですが、進行方向左側の席に座っていたため何も見えませんでした。ちなみにもう一つのループ線は清水トンネル付近にありますが、こちらは乗っていてほとんど分かりません。
水上駅を過ぎてだいぶ市街地に近づいてきました。
さっき雨が降っていたとは思えないほどいい天気。
そして終点上尾に到着。

谷川ループ号はなぜか大宮の少し手前、上尾止まり。どうせなら大宮まで行って欲しいところではありますが…。
というわけで4回目の18きっぷを無事消費しました!
残り一回はまた別の機会に使いました。
おしまい。