10月中旬、突然木曜日〜日曜日までの4連休ができたので、自転車でキャンプをしつつ甲州街道(国道20号)を行けるところまで行くことに。
甲州街道の終点である松本までは所沢からだいたい200kmくらい。2日かけて松本へと向かいます。
コースはこんな感じ。

4つの峠を越えますが、この内笹子峠はトンネルを通るので峠は登りません。また、どの峠もそこまできつい坂ではないので、大垂水峠を超えれる足があれば全く問題ないレベル。
が、問題は大月近辺のアップダウンと甲府から富士見までの上り坂。
とにかく長いこの上りを、如何に冷静にこなせるかが鍵になりそう。
自転車は違いますが、一応このコースで甲府辺りまでは行ったことがあるので、甲府までは何としても走り切りたいところ。
2016/10/20(Thu) AM05:00
所沢の自宅を出発。一日目の目的地は山梨県塩山です。
自転車はGIANT OCRにフロントバッグ、サイドバッグ、サドルバッグ、寝袋とマットを積んでます。
一応分類上はロードバイクですが、キャンプ道具や着替え等等、荷物がたくさん載っているのですごーく重いです。

高尾まで30kmほどは走りづらい道が続くので、早めに突破したいところ。


走り始めて20分ほどで狭山湖に到着。いつもなら軽く登れる坂も、荷物満載の自転車だと重くて大変です。本格的な坂が始まる前に慣れておかなくては。
でも夜明け前の狭山湖はとてもキレイ。

立川→八王子へ。
多摩川に架かる多摩大橋で日の出。18km地点。
この辺りは交通量が多く、非常に走りづらいです。
ほぼ一本道なので必要ないとは思いますが、一応Garminにコースを入れてきました。
走りながらこの先の高度が見れるので、結果的に大活躍でした。
やっと長かった市街地を抜け、高尾のコンビニで最初の休憩。カロリーメイトとセブンイレブンオリジナル(?)のスポーツドリンクを購入。このスポーツドリンクが安い割にめちゃくちゃうまかったです。
ここまで30kmに2時間半かかっているので、かなりゆったりペースですが焦らないで行きます。
そしてここからは最初の峠である大垂水峠。
所々休憩を取りつつ、なんとか大垂水峠をクリア。
荷物満載の自転車で始めての峠越えでしたが、案外ラクに越えられました!
正直ここまでは全く楽しくなかったので、峠を登った時点で引き返す気満々でしたが、山間の美しい景色を見ていたら少しずつ元気が出てきたのでそのまま進みます。
もう後戻りはできません。
大垂水峠を越えた後は大月市街までアップダウンが続くので、こまめにインナーに落として足を温存。
甲州街道を自転車を走る際は、このアップダウンで焦らずにゆっくりと走ることが重要だと思います。

ここを通る時にいつも気になっているウルトラマン。
08:40、山梨県に入りました。
ここからの登り坂がけっこう長い。


秋だなあと感じる風景。
秋は景色も色も綺麗だけど、なんとなく哀愁を感じますよね。
その哀愁が自転車旅行やロングライドにはぴったり合うと個人的に思ったりして。

第二ウルトラマンポイント。
甲州街道は謎のウルトラマン推し。

しばらく走り10時ごろ、大月市街に到着。
ここは富士吉田方面へ向かう、富士みちとの分かれ道。ちらっと富士山が見えます。
右に進んで大月市街へ。
大月市街を抜けてからは笹子トンネルまでずっと登り坂。かなりきついです。
重たい自転車だと、緩やかな傾斜の坂は苦しむことなく登れますが、斜度が上がると途端に苦しくなってきます。
あと数百メートルで笹子トンネルですが、写真の場所で30分以上も休憩してました。

12時前、やっと笹子峠との分岐点に到着!
右に行くと笹子トンネル。左に行くと笹子峠です。左に行ってしまうと更に4km峠道が続きます。
今回は笹子トンネルを通って峠を回避します。
笹子峠は頂上にある旧笹子トンネルがとてもいい雰囲気を醸し出しているので、余力があれば峠を通るのがオススメ。

巷では甲州街道一の難関と言われている笹子トンネルを通ります。
前回ここまで来たときは迂回して笹子峠を通ったので、トンネルを通るのは初めて。
前後ライトを点灯させ、車が来ないタイミングでトンネルに突入。
結果、危険危険と言われている笹子トンネルでしたが、交通量が少なかったおかげか普通に抜けられました。
トンネル内はほぼ下り坂なので体力的にも楽です。
ちなみにトンネルを歩いて通っている人もいました。
トンネルを抜けた直後にある、道の駅甲斐大和でお昼休憩。
カツ丼を注文しました。美味しかったです。
休憩を挟んで再び走り出します。
ここから甲府まではずーーっと下り坂!
私が甲州街道で一番好きなのが、この甲府市街への下り坂。
高尾からずっと山沿いを走り、ここに来て初めて視界が広がる開放感に加え、峠を越えて遠くまで来た感でテンションは最高潮に。
勝沼辺りまで下ったところで甲州街道を一旦離れてちょっと寄り道。
敢えて登らなくてもよい坂を登ります。
キツイ上り坂を登った先には…

甲府盆地を一望できる絶景!
前回たまたまこの景色を見つけ、すごく印象に残っていたので今回も寄り道しました。

ここは広域農道、フルーツライン。
大きなアップダウンが連続する道です。
この後、道に迷いつつも午後3時ごろ、塩山に到着。
甲府周辺には良さげなキャンプ場が見当たらなかったので、この日は親戚の家に泊めさせてもらいました。

景色がとても綺麗だったので、真っ暗になるまで外で景色を眺めてました。
1日目の走行距離は101.1km。ガーミンさんによると平均気温が19度だったので、気候的にはすごく走りやすかったです。
2016/10/21(Fri) AM06:00 塩山
本当は5時に出ようと思ってましたが、寝坊して6時出発に。

この日は最初にしばらく下り坂が続くので、軽くウォーミングアップのハズでしたが、この写真を撮った直後にパンク。
走り始めて5分のパンクに早くも意気消沈。
しかもここにきて替えのチューブを一つしか持ってきていないことに気づき、更に落ち込みました。
甲州街道に復帰し、平日朝のラッシュ時でめちゃくちゃ走りづらい甲府市街を進みます。
朝一のパンクと、もう替えのチューブがないということ、その上走りづらい道でこのときはとにかく落ち込んでました。
撮った写真もこの一枚だけ。
やっと甲府市街を抜け、竜王付近。
この辺りになると朝ラッシュも終わり、だんだんと景色も良くなってきました。
落ち込んだ暗い気持ちも、美しい景色を見ているうちに少しずつ癒されていくのを感じました。
市街地で予備のチューブやパッチツールを買っておこうかと思いましたが、この時間からやっている自転車屋があるはずもなく、次パンクしたらアウトの状態のまま走ってます。
富士見までの長い登り坂に入って10kmほど。
スピードは遅いですが、勾配がキツイ訳ではないのでかなり順調に進んでます。
が、調子が上がってきた10時頃、段差を乗り越えた際に後輪がまたパンク。
そしてこの辺りに自転車屋は全くなし。
とりあえず近くにあったベンチに座って暫く放心。
結局、一度座ったベンチから動く気力がなくなり146km地点、山梨県北杜市武川でリタイアしました。

正直松本までなら簡単に行けると思っていたので、なんだか久しぶりに悔しいと思いました。
今回の敗因は準備不足だったことと、荷物が重たかったこと。
これらを反省し、冬を越して暖かくなったら必ずリベンジすると決めて帰路につきました。
→そして2017年GW、リベンジして来ました!
https://aoisupersix.tokyo/wp/2017-05-18/revenger20/
とても読み応えがありました。
盆休みに北杜市の親戚の家までクロモリロードで行こうか迷っているので、参考になりました。有難うございます。