春に行った野辺山の雄大な景色が忘れられず、2017年8月、今度は自転車で行って来ました。
自走で行くのも考えましたが、ムーンライト信州で輪行して行けば、早朝の時間帯から走れるので今回はその案を採用。
ムーンライト信州の席は輪行しやすい一番後ろの通路側を、1ヶ月前に取っておきました。
そして、今回はかねてより気になっていた秘密兵器、「大型サドルバッグ」を導入!

これは10ℓ強の荷物が入れられ、かつロードバイクにも装着可能な優れもの。
今までスーパーシックスで遠くに行く際は、ドイターの自転車用リュックを背負ってました。
このリュックはレインカバーが内蔵されいたり、ヘルメットがつけられたりと便利な機能満載のリュックですが、走るたびに必ず肩が凝ってました。
これが悩みで、背負う必要のない大型サドルバッグの購入を検討してましたが、
- 見るからに不安定そう
- 地味に値段が高い
- 輪行するときに荷物になる
という理由から躊躇してました。
しかし、Twitterでこのことを呟いたところ、「大型サドルバッグで大体のライドはこなせる」とのリプライを頂いたため、物は試しと比較的安価なR250大型サドルバッグを購入。
輪行時はショルダーストラップをつけて背負うことにしました。
そして、今回初めて大型サドルバッグを使ってみましたが、結果的にはとても良かったです。
走っていれば荷物を持っている事を意識しなくていいので、精神的にも肉体的にもすごく楽でした。
ただし、バッグからカメラを取り出すのはリュックに比べるとやや面倒で、ライドの後半ではカメラをぶら下げながら走ってました。
というわけで、輪行袋とサドルバッグを担いで長野へ出発。
2017/08/03 23:00 新宿駅

自転車を担いで夜の新宿駅にやって来ました。
やはり輪行時はヘルメットをどう持つかが問題で、移動時はサドルバッグに引っ掛け、それ以外はそのまま地面に置いてました。

新宿23:54分発のムーンライト信州で長野へと向かいます。
ムーンライト信州には半年ぶりの乗車。輪行で利用するのは初めて。
新宿(23:54)→富士見(03:19) 8421M 快速ムーンライト信州81号

23時40分ごろ、ムーンライト信州が定刻通りに入線。
車両は年季の入った183/189系。この列車に乗るたびに「この車両はもうそろそろ限界かな」と感じるのですが、未だに現役。かなり頑張って走ってるんじゃないかと思います。


自転車はデッキに置いておきます。
ムーンライト信州には、基本的にこの場所以外に自転車を置けるようなスペースはありません。
23時54分、ムーンライト信州は珍しく?定刻通りに新宿を発車。

今回は富士見で下車するため、乗車時間は3時間ほど。
いつもならどうせ眠れないということで、寝ることを端から諦めてほぼ徹夜してましたが、今回は流石に眠らないとまずいので検札が終わった後直ぐに目を閉じました。

しかし結局眠れず、3時18分富士見駅に到着。
ムーンライト信州とはここでお別れ。数分停車した後、白馬へ向けて去っていきました。



富士見駅で降りたのは自分一人だけ。
夜が明けて暑くなる前に自転車を組立てておきます。

4時23分、なんとか準備完了。
荷物の整理にてまどい、結局1時間ほど掛かってしまいました。
では、早速ライドスタート。
今回走るコースはこんなかんじ。
八ヶ岳エコーライン、八ヶ岳鉢巻道路、八ヶ岳高原ライン、清里ラインを通って野辺山へ向かいます。
野辺山までは距離35km、獲得標高892m。
野辺山に着いた後は時間が許す限り野辺山を観光する予定。
今回はゆっくりと景色を楽しむために、余裕のある日程にしました。

出発後は初っ端から上り坂一辺倒。
でも、4月に長野行ってから上り坂への苦手意識はだいぶ薄くなりました。
今までは上り坂に対して頑張りすぎて、途中でバテていたからキツかったんですね。
激坂という類の坂でなければ、ゆっくりと時間をかけて登れば意外と平気だという事に、7年近く自転車に乗ってやっと気づきました。


早くも素晴らしい景色。早朝ということもあって人っ子一人おらず、ひたすらに静かなのも素晴らしい。
この先の交差点で右折し、八ヶ岳エコーラインに入ります。
上り坂は一旦ここで終了。
ここから先、エコーラインは下り基調です。
今回のライドは誰もいない高原をひたすら自転車で走る、そんな風なイメージでしたが、ここまではまさに想像通り、いや想像以上に良かったです。