1日目はこちら。
山形県鶴岡市のなの花温泉田田の宿で一夜を過ごし、本日は昨日に続き、日本海側を北上。五能線経由で青森へと向かいます。
2017/08/31 AM05:00 鶴岡
おはようございます。
せっかく大浴場があるので、眠かったけど頑張って朝5時に起きて朝風呂に入ってきました。
昨日の夜は暗くて気づきませんでしたが、思いの外温泉宿っていう感じ。
この後前日に新津駅で買っておいた朝食を食べ、暫くテレビを見ながらダラダラし、7時半頃に宿を出発。

宿のすぐそばにある田田前バス停から、7:47発のバスで鶴岡駅へ。
「田田前」というバス停の名の通り、本当に田んぼの前にバス停がありました。

バスに15分ほど揺られ、鶴岡駅に到着。
この日の午前中はとても寒く、台風が接近しているということで列車が止まらないかとても心配でした。
鶴岡(09:00)→酒田(09:31) 823D JR羽越本線 酒田行き

キハE120+キハ110で庄内平野を快走。
雨は降ってませんがどんよりとした曇り空。
今日のメインイベントはリゾートしらかみから見る夕日の予定ですが、この天気だと期待出来なさそう。

山形と秋田にまたがって位置する鳥海山。
もうすぐ秋田県です。
酒田(09:35)→秋田(11:25) 541M JR羽越本線 秋田行き

酒田から先、奥羽本線の列車は走ルンですでお馴染み701系。
酒田-秋田間も比較的海沿いを走るのですが、ロングシートなので車窓もあまり楽しめず、とにかく暇な2時間。
途中駅からついに雨も降ってきて車内は寒く、上着を持ってこなかったことを非常に後悔しました。
秋田(11:38)→東能代(12:42) 1657M JR奥羽本線 弘前行き
秋田駅で乗り換え。
なんだか先程酒田駅で取った写真と似ていますが、弘前行きの列車です。
もともと秋田駅からリゾートしらかみに乗車する予定でしたが、えきねっとで取った指定席が運悪くボックス席。
流石に一人ボックス席は気がひけるので変更しようとしたものの、既に秋田からの海側席は全て満席。仕方がないので途中あきた白神駅からの海側席に変更しました。
よってリゾートしらかみに乗車するあきた白神駅へは普通列車で向かいます。
(しかしこれが結果的には大正解な選択でした)
車窓は八郎潟の田園風景。
奥羽本線のこの区間は何度か通ったことがありますが、いつも「かもしか」や「つがる」等優等列車でワープしていたので、普通列車で通るのは初めて。なんとなく新鮮に感じました。

東能代駅で下車し、五能線に乗り換え。
奥に見えているリゾートしらかみを模した建物は待合室。

この待合室には運転台があり、実際にレバー等を動かすことが出来ます。
当然ながら待合室が動き出すことはありませんが。
左に操作方法が書いてあるのですが、これけっこう難しいです。
結局どこを動かせばいいのか分からず、途中まで操作した所で次の列車の時刻に。
東能代(12:58)→あきた白神(13:38) 223D JR五能線 岩館行き

前日乗った羽越本線と同じキハ48系。車内は快適なボックスシート。
ちょうどお昼時で、お腹が空いてくる頃ですがもう少し我慢。

東能代を出て最初の停車駅、能代。
ここでほぼ全員の乗客が下車し、車内はすっかり閑散に。
秋田辺りまで雨が降っていたのがウソのようないい天気。
午前中の寒さもすっかり吹き飛び、暑いくらいです。
この日の東北は台風が近づいていたこともあり、全体的に天気は悪かったのですが、雨雲レーダで確認したところ、なぜか青森県付近、それもこれから通る日本海側だけは全く雲がかかってない!
この天気だと夕日も期待できそう…!

そして東八森駅を出た辺りから再びの海。
五能線はここから鰺ヶ沢駅までずっと海岸沿いを走ります。
車内は貸切状態だし、窓を開けて日本海の風を感じながら走る五能線の普通列車は、控えめに言っても最高。
正直な所、後に乗るリゾートしらかみよりもこっちの方が快適でした。

楽しい時間はあっという間で、まもなくあきた白神駅。
降りるときに気づいたのですが、乗客は自分一人でした。
その割には乗務員が7人ほど乗っているという、なんともアンバランスな感じ。

ここで快適な普通列車とはお別れ。
乗客なしで終点岩館に向かって走り出していきました。
さて、このあきた白神駅で待ち時間が2時間ほどあるので、周辺をゆったりと散策できます。
でもまずは昼食!
駅前に「ハタハタ館」という温泉施設があるので、ここで昼食に。


レストランいさりびにて二つ森セット。
牛丼+刺身丼+うどんが食べれる欲張りなセットです。
お腹いっぱいになった後は早速海へ。
ハタハタ館の裏手から階段を降りると、すぐに海岸に出られます。

綺麗な景色ですが、とにかく日差しが暑い。


看板によると、奥の岩がスフィンクスに見えるらしいのですが、、、
うーん、びみょう。

正直海っていうのはどこでも同じような景色なのですが、この五能線沿いの海は海岸線が綺麗だなあと思いました。
この道を自転車で走り抜けたらすごく気持ちいいんだろうなーと。

2時間でかなりの距離歩き回り、あきた白神に戻ってきました。
やはり私は旅行の中で、時間つぶしに辺りを散策する時間が一番好きなようです。
もし秋田からリゾートしらかみに乗っていたら、快適な五能線普通列車にも乗れず、この海岸散策もできなかったので計画変更してほんとに正解でした。

ぱっと見列車本数は多いように感じますが、リゾートしらかみを除くと途中駅止まりの列車がほとんどなので、普通列車で五能線を行くのはかなり厳しいです。
唯一弘前まで直通するのが08:08発の2323D列車。この列車を利用するといいかもしれません。

そして入線してきました。本日最後の列車、リゾートしらかみ5号。
リゾートしらかみでは唯一残るキハ48のくまげら編成。つい最近まで一番新しいリゾートしらかみだったこの編成も、立て続けに新型車両が入り、あっという間に一番古い編成になってしまいました。
あきた白神(15:53)→青森(19:14) 8625D JR五能線 快速リゾートしらかみ5号 青森行き
窓が開けられないので普通列車に比べると少しグレードが下がりますが、それでも快適なリゾートしらかみ。
鰺ケ沢駅まで車窓に広がるのは、
ずっと海。
とにかく海。
圧倒的に海。
そして西日がかなりきつい。
この日だけで左半身だけかなり日焼けしました。

深浦駅でリゾートしらかみ4号と待ち合い。
「ようこそ五能線へ またきてね」
五能線には気になっている駅がまだまだあるので、もちろんまた来ます。

そして長かった日本海の車窓もここ鰺ケ沢でお別れ。
結局日本海に沈む夕日は時間的に見れず、残念。
と、思いきや!

鰺ヶ沢駅を出た直後、最後の最後でちらっと日本海に沈む夕日(?)が見れました!
これを夕日と言い切ってよいものか、かなり迷いましたが、色温度が赤っぽくなっているので夕日ということにしておきます。
やっぱりこの日は運がかなり味方してくれた一日でした。

その後も引き続き青森の田園風景と共に、五能線の終点である川部駅辺りまで夕日が楽しめます。
とちゅうで夕日は進行方向右側へ移動し、

クライマックスは岩木山と共に。
このリゾートしらかみ5号は車両も古く、イベントもなし、千畳敷も通過するという一番残念な列車ですが、8月終わり~9月頃は海と陸、両方に沈む夕日を見れるリッチな列車です。
そんなわけで五能線をすっかり満喫し、後は終点の青森までのんびりと。

そして19時ちょっと、青森に到着。
ここに来るのは2年ぶり。
青森駅に着いた時の「最果てに来た感」は毎度の事ながらすごい達成感があります。
改札までの長い通路を歩くのがまたいいんですよね。

今までであれば、急行はまなすで一気に北海道へ、と行きたいところですが、、残念ながらはまなすは去年廃止されてしまいました。
で、現在は18きっぷや北海道&東日本パスを使って北海道に上陸するのは結構お金かかるんですよ。食費や宿泊費を考えるとLCCで行くのと大して変わらないっていう。本当は北海道まで行きたかったものの、今回は残念ながら諦めました。
というわけで今日は青森で一泊します。
今日泊まるホテルは2000円代とやけに安かったので少し不安でしたが、何の変哲もない普通のホテルでした。
コインランドリーで2日分の洗濯物を洗濯し、0時ごろ就寝しました。
3日目 青森-小坂へ続きます↓
https://aoisupersix.tokyo/wp/2017-12-07/tohoku2017-3/