1日目はこちら。
旅は3日目、2日かけて青森まで北上して来たので、今日からは関東に向けて南下して行きます。
2017/09/01 AM07:00 青森
今日は比較的ゆったりとした行程なので、6時に起きた後ダラダラとテレビを見てました。
朝食は近くのコンビニで済ませようと考えてましたが、せっかくなので朝市へ。
青森名物、のっけ丼。
食事券を購入し、朝市で好きな具材を選んでのっけることができます。
食事券は、10枚綴り1300円の券を買う人が多いようですが、ケチって650円の5枚綴りを。
見た目は残念な感じですが、美味しかったので満足。
その後ホテルを出たのは9時半。
せっかく時間があったので、計画では浅虫温泉に朝風呂しに行く予定でしたが、結局ホテルでずーっとテレビを見てました。
まあその時の気分で自由に行動できるのは一人旅の特権ですね。
昨日に引き続き、今日もとてもいい天気でかなりの暑さ。台風とは何だったのか。

やっぱり青森はいいですねー。
ここを歩いてると昔の旅行の思い出が色々と蘇ってきます。

それではここらで青森に別れを告げて、今日も移動を始めます。

今日からは南下していきます。
まずは奥羽本線の秋田行きに乗車。
青森(10:40)→大館(12:09) 652M JR奥羽本線 秋田行き

秋田県は大館まで1時間半の乗車。
701系の硬い椅子に座るのは1時間が限界です…。後半はお尻が痛くて痛くて仕方なかったです。
ここ大館で花輪線に乗り換え。
少し時間があるのでお昼を食べた後、観光することに。
お昼は駅前の花膳で。
大館といえば鶏めし、ですがなんとなく天丼が食べたかったので天丼にしました。
大館は秋田犬発祥の地とのこと。
駅前はもちろん、様々なところに秋田犬がいました。
駅前にある秋田犬ふれあい処。その名の通り秋田犬と触れ合える施設ですが、残念ながらこの日はお休み。

大館駅から2kmほど歩いたところに、秋田犬会館という施設があるので行ってみることに。

30分弱歩いて、お城のような外見の秋田犬会館に到着。
既に中からは秋田犬と思しき犬の吠える声が聞こえます。
実は家では秋田犬を飼っておりまして、この秋田犬の吠える声を聞いていると、まるで家に帰ってきたような気分になりました。?

まず迎えてくれたのがユキちゃん。
とても静かで小学生くらいの子が苦手だとか。


んでちょっと秋田犬会館に長居しすぎました。
ふと気がつくと、次の列車の時刻まであと15分!
今から大館駅に戻ってもまず間に合わないので、隣の東大館駅へダッシュで向かいます。

1.3kmを10分で駆け抜け、東大館駅に到着。
結果ギリギリセーフ。なんとか列車には間に合いました。
東大館(13:39)→十和田南(14:11) 1932D JR花輪線 盛岡行き

奥羽本線701系とは比べ物にならないほど快適な、キハ110系で十和田南へ。
心地よい疲労感とディーゼルの振動でウトウトと。

14時11分、十和田南駅に到着。
ここから先、今日の宿泊地である小坂までは鉄道が通ってないため、バスで向かいます。

十和田南駅14時32分発の、秋北バスの小坂行きに乗車し、小坂までは20分ほど。
このバスは平日の14時ということもあり、乗る人も降りる人もみんなご老人ばかり。何となく寂しさを感じました。
小坂には15時ごろ到着。

早速今日の宿泊地、小坂鉄道レールパークへ。
わざわざバスを乗り継いでここまで来た目的は、、、

もちろんこいつ、ブルートレインあけぼのです。
寝台特急あけぼのに使われていた24系客車4両が、ここ小坂鉄道レールパークにあり、車内に宿泊することができます。
料金はB個室ソロが3240円、A個室シングルデラックスが4320円と、現役時代とは比べものにならないほど安い値段。
今回東北に来た一番の目的がこれです。
でもまあメインディッシュは後に取っておいて、まずは機関車庫を見学。

DD130型ディーゼル機関車。

このDD130型は、運転室の中まで入ることが出来ます。
機関車の運転室を見るのは初めてなのでワクワク。

運転台は色々な計器類が所狭しと並んでいるのを想像してましたが、案外シンプル。

この車両も元々は小坂鉄道で走っていたディーゼルカーだそう。

一通り車庫を見て回ったので、お楽しみの24系車内へ。


開放式B寝台と久し振りの再会。
とは言ったものの、私は開放式B寝台を利用したことが1度もなく、見たのも8年ほど前、北斗星がまだ2往復だった頃以来です。
思い返せば開放式B寝台も一度は乗っておけば良かったなあと思いますが、全てのブルートレインが引退してしまった今では後の祭り。
長年乗ってみたかったB寝台に、まさに今乗ってます。
列車という限られたスペースに如何に定員を多く、居住性を高くするかを追求した機能美こそが寝台車の魅力だと思います。
さて、16時半になったところであけぼのの車両が展示場からホームに移動します。


1号車後ろ寄りの方向幕は札幌行きの北斗星でした。
廃止になった北斗星がここで拝めるとは思ってもみなかったですね。
そして17時ごろ、チェックインを済ませて個室へ。

もちろん部屋はA寝台個室、シングルデラックスを取りました。
人生初のA寝台です。
おおー、これがA寝台か!
さすがに広いなあという感じ。
ソファーの背もたれ部分を倒すとベッドになります。

また、上段のベッドを倒すと二段ベッドになり、二人で利用することも可能。
ただし大人二人だとかなり狭いと思います。
このシングルデラックスの一番の目玉ポイントは個室内に洗面台があるということ。
これは今となっては当たり前のように感じますが、車両が作られた当時は画期的だったんでしょうね。
残念ながら現在は使用できません。

こちらはB個室ソロの通路。
線路と平行に上下2段のベッドが敷き詰められているので、あけぼののソロは狭いことで有名です。
次はこっちにも泊まってみたい。
夕食は自転車を借りて近くのコンビニで調達してきました。
開放式B寝台の客車がフリースペースとして利用できるので、そこでいただきます。

夕食は何にするか散々悩んだ挙句、カップ麺に落ち着きました。
夕食の後シャワーを浴びたり写真の整理をしているとあっという間に20時。

外は9月とは思えない寒さ。
いや、東北や北海道だとこれが当たり前なのかもしれません。

ベッドメイクをして今日は早めに寝ます。
横になってしばらくすると、客車特有の「ガタン!」という衝撃と共に、本当に列車が走り出しそうな気がしました。
朝起きると全く別の場所にいたらいいなあとか考えつつ就寝。
4日目 小坂-仙台へ続きます↓
https://aoisupersix.tokyo/wp/2018-02-18/tohoku2017-4/