夏に四国に行くため旅行の準備をしていますが、どうやら18きっぷが1、2回分余りそうなので、18きっぷ消費のために一度も行ったことのない房総へ行ってきました。
2016/07/23(Sat) AM7:00 大宮駅
ちょうど良く房総半島まで一本で行ける「ブルーオーシャン外房」という臨時列車があったので、そいつに乗車します。
この列車に乗れば安房鴨川まで3時間ほど。乗り換えなしで行けるのでとても便利です。
大宮(07:37)→鵜原(10:12) 9223M 快速ブルーオーシャン外房 安房鴨川行き
発車10分前ぐらいに列車は入線してきました。
車両は485系の改造車のニューなのはな。どうやらこの車両は8月いっぱいで引退するらしく、写真を撮っている人がたくさんいました。
07:37、定刻通りに大宮を発車。しばらく武蔵野線の支線を進みます。
車内はボックスシートですが、足元が割と広いので窮屈な感じはしません。
南浦和駅手前で武蔵野線に入り、新幹線・埼京線と交差。
武蔵野線内は待避線がないからなのか、終始ノロノロ運転でした。
西船橋駅で総武線と交差。停車中にちょうど成田エクスプレスが通過していきました。
ここから京葉線に入ります。
しばらくは湾岸道路と並走。車にバンバン抜かれました。
とはいえ京葉線に入ってからは快走し、一気に蘇我到着。
ここから外房線へ。ブルーオーシャン外房号は蘇我を出ると御宿までノンストップ。特急停車駅の大網、茂原、上総一ノ宮、大原さえも通過します。
蘇我からは景色が一気に田舎に。田んぼの間を進みます。
長者町駅で列車交換のため運転停車。縁起の良い駅名ですね。
御宿駅と勝浦駅を過ぎた直後、車窓から海が見えました。
実際には御宿駅の手前からチラチラ海が見えるのですが、どこも一瞬しか見えないので写真には撮れなかったです。
御宿から先は五能線みたいにずっと海沿いを走るのかと思っていたのでちょっとがっかり。
鵜原(うばら)駅に到着。この駅でブルーオーシャン外房を途中下車。
今回は殆ど計画を立てておらず、列車内でどこを観光するか調べた所、「鵜原理想郷」というハイキングコースが面白そうだったので最寄りの鵜原駅で下車しました。
もちろんその後どうするかも未定なので、とりあえず行ってから考えます。
まずは海の方へ。
歩き始めて10分ほどで海に到着。天気も少しずつ晴れてきてイイ感じ。
そのまま海岸沿いを歩くと鵜原理想郷です。
素掘りのトンネルを抜けて丘の上へ。
ここ、鵜原理想郷はいかにも「ぼくのなつやすみ」に出てきそうな風景ばかりでワクワクしました。
丘の上からは一面の海が拝めます。
ここから先に進むと下り坂。木々の間を進みます。
更に進むと入江まで降りることができました。
この入江はなんだか秘密の場所のような雰囲気を醸しだしており、かなり印象に残っています。
そして2つめの洞窟のようなトンネルへ。
この2つめのトンネルを抜けると、先にはやけに立派なトンネルが。
トンネルの上に家が建っているので、強度を保つためしっかりとした作りになっているのでしょうか。
先ほど奥に見えていた4つ目のトンネル。
ずっと見ているとトンネルの周りにある穴が目に見えてくる不気味なトンネルです。
トンネル内には一部分だけ切り取られたような場所がありました。
そのトンネルを抜けた先は車が通る広い道だったので、鵜原理想郷は恐らくここが終点。
また無計画にそのまま道路を進んでみることにしました。
するとどうやら駅の周りをぐるっと回ってきたようで、いつの間にか駅に戻ってきてしまいました。
時刻は11:30。
鵜原でやることもなさそうなので、安房鴨川に行くことに。
鵜原ではこの日お祭りだったようで、ちょうど駅にお神輿が来てました。
鵜原(11:53)→安房鴨川(12:19) 245M 外房線 安房鴨川行き
夏休み始まって最初の休日の筈ですが列車はガラガラ。
20分ほどで安房鴨川に到着。
安房鴨川駅構内に水槽があります。
駅前にはイオンもあるし、思ったより都会な安房鴨川。
ヤシの木(?)が南国っぽくて良いですね。
お腹も空いてきたので、駅前のうどん屋さんでお昼ご飯。
さて、これからどうしようか。
取り敢えず海に向かうことにします。
流石に海水浴場には人がいっぱい。
安房鴨川には猫が沢山いました。
その内何故かこの猫だけ人に慣れており、近寄ってごろごろしてました。
海沿いを歩いていると港に到着。
奥の方に小島があり、橋がかかっているのが見えたので行ってみます。
弁天島への橋はかなりしっかりとしたもの。
弁天島の神社は固く閉ざされていたのでスルーし、岩盤の道歩いてみます。
ここは釣り場として有名みたいで、釣り人が崖っぷちに何人かいました。
道はかなり険しいですが、弁天島からの景色はとっても綺麗。
島を半周ほどした所で道が途切れてしまったので、引き返しました。
続いて弁天島の隣にある荒島へ。
荒島への橋はやけにスリリング。
足元は金網で、下を覗くと海面が見える仕様になってます。
そして橋のすぐ横には落ちたと思われる橋の残骸が…。
この残骸が、より一層緊張感を高めてくれます。
これまた美しい眺め。
荒島は弁天島のように崖っぷちを歩くわけではないので、道中は割と安全でした。
しばらく荒島でぼーっとして、時刻は14:30頃。
そろそろ駅に戻ります。
旅行中何処で何をするのか殆ど考えておらず、絶対に時間が余って暇になるだろうなぁと思ってましたが、適当に歩いている内にふと気づけばもう2時半。無計画な旅っていうのもまた面白いものだと思いました。なにより気の向くままに歩くのがとても幸せな時間でした。
30分ほどで駅に帰還。
駅のホームにはわかしお号が停車中。
これに乗ればあっという間に帰れますが、残念ながら18きっぷでは特急には乗れません。
ということで、帰りもブルーオーシャン外房号を利用します。
計画を立ててないと言っておきながら、ブルーオーシャン外房号の指定席だけは事前に取ってました。
南国の中しばらく列車を待ちます。
安房鴨川(16:00)→南浦和(18:55) 9224M 快速ブルーオーシャン外房 大宮行き
発車時刻間際に列車が入線。
帰りもずっと車窓を眺めてましたが、さすがに行きと同じ景色を3時間見ていると飽きてきた感じがしました。
夕焼けは残念ながら雲の中。
武蔵野線で帰るので、帰りは終点まで乗らずに南浦和で下車。
この後は寄り道せず普通に帰宅しました。
今回の旅行にかかった費用は以下の通り。
- 18きっぷ1日分(¥2370)
- ブルーオーシャン外房指定席券往復(¥1040)
- お昼ご飯:たぬきうどん(¥330)
- 飲み物(¥280)
計:¥4020
かなり低予算で旅行できました。
8月の四国旅行のためにお金を節約したかったので良かったです。
ピンバック: 18きっぷで上越国境リベンジ! | おんじほのとせ